祝詞(のりと)とは
神道の祭祀において神様に対して唱えることばを祝詞(のりと)と言います。
声に出して唱えることで言霊(ことだま)の霊力が発揮され、神様に通がることができると言われています。心を込めて読み上げることが大切です。
  • 祓詞(はらえことば)

    神事の前に行われる祓いのときに唱えられる祝詞の一つです。伊邪那岐大神(いざなぎのおおかみ)を通じて、罪や穢れを祓い清めてくださいと神々にお願いしています。

  • 十種神宝祝詞(とくさかんだからのりと)

    鎮魂や魔除けのために唱えられる祝詞です。饒速日命(にぎはやひのみこと)が伝承したとされる十種神宝の由緒・効力・使用方法がうたわれています。

  • ひふみ祝詞(ひふみのりと)

    一音も重なることがない 47 音で作られており、浄化と開運の効果があるとされています。
    飛鳥時代から伝わる、強い言霊(ことだま)をもった韻律です。

  • 龍神祝詞(りゅうじんのりと)

    龍神様とのご縁を結び、願望を成就させるための祝詞です。身と心を浄め、私たちと共に願いを叶えさせてくださいと龍神様にお祈りしています。

  • 大祓詞(おおはらえのことば)

    この世のあらゆる罪を祓い清めていただけるよう八百万(やおろず)の神にお願いしています。国土の平安と人々の幸せへの祈りが込められています。

  • 天津祝詞(あまつのりと)

    大祓詞に出てくる祝詞です。一年の半分となる六月の晦日(みそか)に行われる祓いの儀式で、罪・禍いを祓い清めていただくために読まれます。